ソーラー発電は元が取れるか

★ソーラー発電は導入時の費用が高額でも以後の経費が安く済むことが特徴です。一般家庭での導入検討では「元が取れるか」がポイントでしょう。

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ソーラー発電は元が取れるか

ソーラー発電のコスト


さて気になるのはソーラー発電で元が取れるかどうかだと思います。このソーラー発電のコストの相場は、現状では他の電源の数倍ともいわれているのが現実です。従って電力量あたりのコストでは価格競争力が不足しており、現時点での普及促進については公的な助成が必要とされています。


しかし普及が進むに伴って、ほぼ経験曲線効果に従って価格が低下している傾向はあります。一時期125Wp以上の比較的高出力のモジュールについては価格停滞がありましたが、2009年からは再び低減傾向となっており、世界的には2012年頃には、条件の良い地域から系統電力との等価であるグリッドパリティを達成して、価格競争力がついてくると予測されています。


一部の薄膜ソーラー電池生産企業で、既にそれに見合う生産コストに到達しているようで、これは更に安くできるとされています。又、現行技術の延長線で可能な範囲でも、モジュール単価(公称容量あたり)は65円/Wp程度までコストダウンが可能とされており、日本でも継続的な普及拡大とコスト低減が期待されています。


ソーラー発電は、稼働するには燃料費は不要で、保守管理費用も比較的小さいので、コストは一般的に設備の価格でほぼ決まるといっていいでしょう。エネルギーセキュリティ向上などの付加的なコスト上のメリットもあり、特に昼間の需要ピークカットのコスト的メリットが大きいのも注目点です。他電源に対するコスト競争力は比較条件にも依存しますし、用途などによっては現状でも価格競争力を有しているといえます。


ソーラー発電は元が取れるか